ニホンウナギがレッドリスト入り・ウナギの養殖は一体? [動物]
ニホンウナギがレッドリストに載ってしまいました。
2014年6月12日、スイスに本部を構える国際自然保護連合(IUCN)は、絶滅の恐れがある生き物を掲載する最新のレッドリストを公表し、ニホンウナギを絶滅危惧種に指定しました。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2013/07/20130716142001.html より引用
ニホンウナギ「個体数は30年間の間に少なくとも50%以上減った」として『絶滅危惧1B類』に分類しています。これは絶滅危惧種のうち2番目にリスクが高いものです。
今のところ漁獲禁止などの法的拘束力はありませんが、今後、野生生物の国際取引を規制する「ワシントン条約」の保護対象となる可能性があります。
このような危機をもたらした要因として、
・生息地の損失
・乱獲
・回遊ルートの汚染
・海流変化
などが挙げられています。
ニホンウナギの減少により、東南アジアに生息するビカーラウナギなど異種のウナギが目を付けられたためビカーラウナギも準絶滅危惧種に指定されています。
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ウナギの生態系は未だに謎だらけです。
天然のウナギは生まれて2年半後にシラスウナギと呼ばれる稚魚になって海から川へとたどり着きます。養殖ではこのシラスウナギを育成することを目的としています。
それからさらに1年半後に蒲焼にちょうどいいくらいの大きさになります。
さらに数年、川で成長して大きくなったら海へと還って産卵をするのですが、川で生活しているウナギは全員オスなのです。
そしてビックリすることに、このオスが海にいくとメスになるものがいます。
成長過程で雌雄が変わるんです!ウナギはオスでもありメスでもある雌雄同体の生物なのです。
そのため養殖での繁殖が未だに成功例がありません。
なぜなら、養殖されているウナギは全部オスにしかならないからです。ある程度育ったシラスウナギは海に還され海でメスとなり産卵して稚魚を産みますその稚魚を捕獲して育てる、という方法をとっています。
うなぎの研究は昔からされていますが、どういった環境だとメスになるのかがわかっていません。最近になってマリアナ海溝付近で産卵しているという情報が得られたくらいで、メスに変態させる方法は常に研究されています。
メスを人工的に生み出すことができればウナギの養殖が盛んになって絶滅を免れることにも繋がりそうです!!
いい研究結果が聞けることを待望しています!
農林水産省によると、国内の養殖用の稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は1963年の232トンをピークに2012年はわずか3トンまで落ち込んだといいます。
天然ウナギの漁獲量も1961年の3387トンに比べ2012年は165トンと半数です。
激減した国産シラスウナギを補うため、近年は約半数を中国などからの輸入に頼っている状態です。
ウナギは以前から絶滅を危惧されてきましたが、日本の食卓からウナギが見られることは少なくなるでしょう。
今回の一件でウナギの価格が上がることも容易に予想できます。
専門家グループのマシュー・ゴロック委員長は発表文で、
「ニホンウナギの状況は非常に懸念される。ウナギ類の保全に向けて優先的に取り組まなければならない」
と指摘しています。
個人にできることは少なくても、微力ながらウナギの個体数復活に貢献していきたいですね。
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2014年6月12日、スイスに本部を構える国際自然保護連合(IUCN)は、絶滅の恐れがある生き物を掲載する最新のレッドリストを公表し、ニホンウナギを絶滅危惧種に指定しました。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2013/07/20130716142001.html より引用
ニホンウナギ「個体数は30年間の間に少なくとも50%以上減った」として『絶滅危惧1B類』に分類しています。これは絶滅危惧種のうち2番目にリスクが高いものです。
今のところ漁獲禁止などの法的拘束力はありませんが、今後、野生生物の国際取引を規制する「ワシントン条約」の保護対象となる可能性があります。
このような危機をもたらした要因として、
・生息地の損失
・乱獲
・回遊ルートの汚染
・海流変化
などが挙げられています。
ニホンウナギの減少により、東南アジアに生息するビカーラウナギなど異種のウナギが目を付けられたためビカーラウナギも準絶滅危惧種に指定されています。
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ウナギの生態系は未だに謎だらけです。
天然のウナギは生まれて2年半後にシラスウナギと呼ばれる稚魚になって海から川へとたどり着きます。養殖ではこのシラスウナギを育成することを目的としています。
それからさらに1年半後に蒲焼にちょうどいいくらいの大きさになります。
さらに数年、川で成長して大きくなったら海へと還って産卵をするのですが、川で生活しているウナギは全員オスなのです。
そしてビックリすることに、このオスが海にいくとメスになるものがいます。
成長過程で雌雄が変わるんです!ウナギはオスでもありメスでもある雌雄同体の生物なのです。
そのため養殖での繁殖が未だに成功例がありません。
なぜなら、養殖されているウナギは全部オスにしかならないからです。ある程度育ったシラスウナギは海に還され海でメスとなり産卵して稚魚を産みますその稚魚を捕獲して育てる、という方法をとっています。
うなぎの研究は昔からされていますが、どういった環境だとメスになるのかがわかっていません。最近になってマリアナ海溝付近で産卵しているという情報が得られたくらいで、メスに変態させる方法は常に研究されています。
メスを人工的に生み出すことができればウナギの養殖が盛んになって絶滅を免れることにも繋がりそうです!!
いい研究結果が聞けることを待望しています!
農林水産省によると、国内の養殖用の稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は1963年の232トンをピークに2012年はわずか3トンまで落ち込んだといいます。
天然ウナギの漁獲量も1961年の3387トンに比べ2012年は165トンと半数です。
激減した国産シラスウナギを補うため、近年は約半数を中国などからの輸入に頼っている状態です。
ウナギは以前から絶滅を危惧されてきましたが、日本の食卓からウナギが見られることは少なくなるでしょう。
今回の一件でウナギの価格が上がることも容易に予想できます。
専門家グループのマシュー・ゴロック委員長は発表文で、
「ニホンウナギの状況は非常に懸念される。ウナギ類の保全に向けて優先的に取り組まなければならない」
と指摘しています。
個人にできることは少なくても、微力ながらウナギの個体数復活に貢献していきたいですね。
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